ロシアは豊かな文化と歴史遺産で知られ、なかでもモスクワではロシア帝国の壮麗さと、その歴史を究極に体験することができます。観光客はその驚くべき見どころの数々に圧倒されることでしょう。
クレムリン Kremlin
モスクワの最も中心となる場所に位置するクレムリンは、モスクワでも最も歴史ある場所です。モスクワ川の左岸の丘陵にそびえたちます。1147年に築かれたこの建物は、分厚い赤土の壁に囲まれた要塞で、20もの塔が散りばめられています。クレムリンとはロシア語で、要塞または城を意味し、宮殿であり、兵器庫であり、そして教会としても機能してきました。クレムリンは常にロシアの権力と強さのシンボルであり、モスクワの拠点であり、歴史の中心でもあります。近代国家と、その伝統あふれる過去とを結ぶ中世の要塞がクレムリンです。
16世紀以降、クレムリンはツァーリ(皇帝)や有力な貴族の公式な居城となりました。1918年には、共産党政権の機構がおかれました。クレムリンは多くの有名な歴史的事件や悲劇の舞台となりました。現在、クレムリンは世界最大級の博物館となっています。ロシア帝国の王位の象徴、貴重なイコン、ツァーリの財宝などが客間や聖堂内に収められています。
聖堂広場はモスクワの信仰の中心地でもあり、数多くの教会がここに位置しています。美しい壁画やイコンで知られる生神女福音大聖堂(ブラゴヴェシェンスキーBlagoveshenskiy大聖堂)は、王家の人々のみが代々使用してきました。一方、生神女就寝大聖堂(ウスペンスキーUspenskiy大聖堂)は、イヴァンIvan雷帝(イヴァン4世)の王座が残され、また歴代のツァーリが戴冠した場所でもあります。ロシア正教会の指導者たちの墓所もこの聖堂内にあります。
他にも、150年間にわたるロシア芸術の記念碑ともいえるイヴァン大帝(イヴァン3世)の鐘楼や、世界最古にして最大のエンペラー・キャノンEmperor Canon、兵器庫、数百年前の財宝や芸術作品などが収蔵されている世界最古にして最大の美術館などの見どころがあります。
赤の広場 Red Square
モスクワの中心に赤の広場が設けられたのは15世紀のことです。イヴァン雷帝が、この理の木造の建物をすべて取り壊させ、市場としたのがはじまりです。赤の広場はフェスティバルや政府の各種声明の発表、公開処刑の場として使用されました。
現在ではレーニン廟があり、ソビエト連邦の礎を築いたレーニンのクリスタル製の棺が納められています。
赤の広場の中央には、ロシア建築の傑作として知られる聖ワシリイSt. Basil's大聖堂があります。色鮮やかなドームは、ロシアでも最もよく知られた風景です。
ボリショイオペラ・バレエ劇場 Bolshoi Opera and Ballet Theatre
ロシアで最も知られた劇場、ボリショイ劇場はモスクワで最も歴史ある劇場で、歴史は1824年にさかのぼります。世界的にも評価の高いオペラとバレエの劇団が公演を行います。劇場内部のインテリアは、赤とゴールドを基調としています。
ゴーリキー・パーク Gorky Park
ゴーリキー・パークの名は、Martin Cruz Smith作の冷戦時代の小説で一躍有名になり、のちに映画にもなりました。公園はパルク・クリトゥールイPark Kultury、すなわち文化公園、または文化及び余暇中央公園とも呼ばれています。
モスクワ市民に最も人気の、多目的なレクリエーションの場です。夏は様々なアトラクションを楽しむ子供たちや大人たちで混雑します。園内には大観覧車があり、市内を一望することもできます。
園内には他にもジェットコースターや庭園、劇場、ボート池、スポーツ用のグラウンドなどがあります。